解決法(病気/「リュウマチ」)
■ 食事によるアプローチ ■
リューマチの主因は食事にあるので食物を正すことによって、ほとんどの場合解決する事が出来る。すなわちマクロビオティックの原則に基づいたクシヘルスメニュー標準食を次の点に注意しながらとるとよい。
1. 主食である穀物、すなわち玄米や雑穀は穀粒のまま水炊きして食べるのを本命にして、ベークした粉食品としては食べない。麺類も少なければ少ない程よいが、野菜スープの中に少量入れて食べるのであれば週2回ほどとってもよい。
2. スープはいろいろな具(穀類、豆類、野菜、海草など)を使ってよいが、雑魚やイリコ、かつお節や魚貝類は使わない。また、味噌、醤油などの味付けは薄味にする。
3. 野菜の料理はいろいろしてよいが、なす、トマト、ピーマン、山芋やじねんじょを除くすべての芋類、ほうれん草、また熱帯を起源とする野菜、あくの強い山菜や野草などは使わない。また生サラダは食べない。調理に油を使うことは出来るだけ控える。当分(2〜3ヶ月)、まったく使わなくともよい。使うときは純粋のごま油を少量油炒めなどのように調理に使って生の油は一切使わない。
4. 豆類や豆腐、高野豆腐、納豆、テンペなど豆製品は、少量ならしばしばとってもよい。ただしゆばはとらない方がよい。
5. 海草類はすべてよい。少量なら毎日使ってよい。
6. 動物性食品は、魚介類を含めて一切避けた方がよい。しかし、欲しいときには脂肪の少ない白身の魚を水炊きやスティームでふかすか、スープに野菜と共に炊き込んで少量週1回程とることにする。
7. 果物やジュースは控える。欲しいときには、煮た果物を少量時たまとる。
8. ナッツ、ナッツバターは控える。ただし、栗の炊いたものやふかしたものは構わない。
9. 湯茶は刺激性のあるコーヒー、ミントティー、ペパーミントティー、その他のソーダ類、果汁や一切のアルコール類を避けて、茎茶、棒茶、玄米茶、麦茶などにする。
10. 甘味はかぼちゃ、玉ねぎ、キャベツ、人参などの煮たものや、栗、米飴、麦飴、甘酒などでとるようにする。みりんは控える。
11. 酸味は梅干し、梅じそ、玄米酢などからとる。
12. 香辛類は一切控える。マスタード、ペパー、カレー、唐辛子などは当分控えた方がよい。生姜は炎症性の場合を除いて、多少使ってもよい。
13. 塩気は味噌、醤油、海塩などでとるが淡白な薄味の方がよい。
14. 料理には電子レンジや電気器具は使わず、ガスを使う。田舎なら炭でもよい。
15. 夜遅い食事は厳しく避ける。
16. 毎食必ず主食である穀物をとり、よく噛む。噛めば噛む程よい。大食はいけない。
■ 生活からのアプローチ ■
1. 早寝早起き。
2. 規則正しい生活。
3. 食事を1日2〜3食規則正しくとる。
4. 毎日、よく絞った熱いタオルで全身を摩擦し血行を良くする。
5. 入浴やシャワーで筋肉や筋の硬化をゆるめるのはよいが、しばしば長期間とると、体内の塩分が薄くなって立ちくらみが起こったりするので適当にとる。
6. 家の中に緑の植木を配置してなるべく空気を清浄に保つ。
7. 肌着やシーツ、枕カバーなどはすべて木綿にする。
8. 冷暖房は平温にして、高温や冷温は避ける。
9. 湿気の多い暗い日陰の住居環境は避け、空気の流通のよい明るい環境に住むのがよい。
10. 強い人工的な電磁波を多く出す電気器具の使用は控える。電気カーペットや電気毛布はいけない。
11. なるべく緑の樹木の多い自然環境に接するのがよい。